漢方相談

マツヤ薬局では、お客様ひとりひとりのお悩みやご相談をお聴きし、
最適な漢方をご提案、調合させていただきます。

漢方が初めての方にも分かりやすくご案内しますので、どうぞ安心してご来店ください。

東洋医学では症状のある部分だけではなく、常に体全体の気・血のめぐりを考え、それを妨げている原因を取り除くように薬を使います。そのため、症状が始まった経緯、日ごろの習慣・体調、冷えやのぼせ、発汗の様子、食べ物の好き嫌い、お仕事や生活の環境などについても、よく伺ってからお薬を選ばせていただきます。

漢方相談の流れ

1電話にて相談の事前ご予約をお願いします

0256-72-2132

ご不便をおかけしますが、メールでのご予約は現在承っていません。お気軽にお電話ください。

2ご来店

症状が出た経緯、日ごろの習慣、体調、食べ物の嗜好など、お薬を選ぶのに必要な情報をゆっくり伺わせていただきます。所要時間は30分から60分程度です。

3調合

その後お薬を作らせていただきます。煎じ薬をお作りすることが多いですが、症状によって散剤(粉薬)や丸剤をお作りすることもあります。所要時間は15分から30分程度です。よろしければハーブのお茶などを淹れさせていただきます。くつろいでお待ちください。

4飲み方のご説明

薬が出来上がりましたら、お薬の内容、煎じ方、飲み方などをご説明します。

煎じ薬は1包の中身を鍋にあけ、決められた量(処方により、おおむね420~360ml程度)の水を加えて、沸騰後30分を目安にして、決められた量(処方により、おおむね240~180ml程度)まで煮詰めていただきます。なべはアルミやステンレス製の普通のなべで大丈夫です。水には水道水か、浄水した軟水を使ってください。硬水のミネラルウォーター(エヴィアン、コントレックスなど)は生薬の成分の抽出率を変化させる可能性があるため避けてください。煎じあがりましたらすぐにカスを濾し去って、冷蔵庫で保存してください。

対応する症例(一部)

皮膚病

赤み、かゆみなど熱症状が強い場合には石膏、知母などの熱を清する成分が入った漢方薬を用いることがあります。冷えや乾燥を伴う皮膚病では当帰、地黄などの、潤して血のめぐりを助ける成分が入った漢方薬を用いることがあります。またアレルギー体質の改善に、黄連、柴胡などが入った漢方薬などを用いることがあります。

不妊

不妊の原因は実にさまざまで、用いる漢方薬も多岐にわたります。最近は食生活の乱れから「湿熱」をため込む性質の方も多く、こうしたときには熱を清するお薬を飲んでいただくとともに、食餌の助言もさせていただきます。また、妊娠されても流産・早産を繰り返す不育症の方もよく来られます。流産はとてもつらい体験です。人参、黄耆などを配合した補気剤を服用していただくことで妊娠が安定する場合もあります。

ダイエット

ダイエットは基本的には食餌に気をつけることが第一ですが、なかなか容易なことではありません。インドの伝統医学(アーユルヴェーダ医学)由来のサラシア・レティキュラータという薬草が、でんぷんの分解を抑え、糖質の吸収を緩やかにすることが知られています。これらを効果的に用いることでダイエットのお手伝いをいたします。また努力しているのに、体調のために減量効果があがらない場合もあります。この場合には、もちろん体質に合った漢方薬をお選びします。

便秘

常に便秘と下痢を繰り返して良い便が出ることが少ない、あるいは便秘なのに市販の下剤が合わず飲むと下痢をしてしまうという方が多くいらっしゃいます。こうした時はやみくもに腸を刺激するのではなく、消化器全体の調和を整えることが効果的です。薬用人参などが入った気を補う漢方薬や、半夏、白朮などの水分の停滞を除く漢方薬もよく使われます。

精神症状(不眠、不安、ストレス)

東洋医学の五臓論では、ストレスは肝気を、疲弊は腎気を傷めやすいと言われます。要(かなめ)の肝腎が弱ったときに出やすいものが精神症状です。肝は五行説では「木」に配当され、気をのびのびと巡らせる働きをしています。柴胡などの生薬が配合された薬を服用することで、鬱々とした気が巡るようになり、不快な気分が徐々に晴れてくることがあります。また疲弊時には精神症状だけでなく、耳鳴りやめまいなどの耳の症状が起こることがあります。こうしたときには遠志や竜眼肉などの配合された薬を使うこともあります。

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